観葉植物を育てる時に一番気になるのは虫の存在です。害を及ぼす虫やそうでない虫色々いますが虫がいると思っただけで不快に感じてしまいます。
この記事では、室内で観葉植物を育てる時に発生する虫とその対処法についてまとめています。
観葉植物に湧く代表的な虫3選
観葉植物は好きだけど虫は嫌い、、、。そんな人は多いと思います。よく見たら小さい虫がたくさんいたというようなケースはよくあります。 観葉植物に発生する虫で特に多いのはコバエです。
植物に直接害はないもののコバエが部屋の中を飛んでいると思うと不快になります。ここでは、観葉植物を室内で育てる時に発生する虫と駆除方法をご紹介します。
コバエ
観葉植物の周りを飛び回っているコバエは、キノコバエと言います。キノコバエは湿った環境を好みます。さらに土に卵を産みつけるため対処しなければどんどん増えてしまう厄介な虫です。
特に害はありませんが、1匹でも室内を飛び回っているのを見つけたら観葉植物の土にコバエが湧いている可能性大です。早めに駆除するようにしましょう。
ハダニ
ハダニはとても小さなクモの一種です。葉の裏に糸を張っていることがあればハダニを疑った方がいいかもしれません。気温が高くなると増えてくるので春から夏にかけては気を付けなければいけません。
ハダニは葉の裏に寄生し、植物の体液を吸う害虫です。そのため葉が黄色に変色している場合もハダニが原因の可能性があるので早めに対処しましょう。
トビムシ
トビムシはその名の通り飛び跳ねることができます。湿った環境を好むので梅雨時期には注意してください。特に植物に害を及ぼすことはありませんが土の中にそっと息を吹きかけるとキラキラ光ったものが動きます。
この数の虫が土の中にいると思うだけで不快に感じるのでしっかり対処しましょう。
観葉植物に虫が湧いた時におすすめの薬剤3選
観葉植物に虫が湧いたときに最も手っ取り早い対処法が薬剤の散布です。虫の種類によってはすぐに効果が出ることもあります。どれが良いというよりは常備しておきたい虫用の薬剤を3つご紹介します。
オルトランDX 粒剤
オルトランDXは土に撒く粒状の薬剤です。最も有名な薬剤の一つで必ず持っておきたいおすすめのものになります。薬を根から吸い上げるために葉から養分を吸うハダニやカイガラムシのような害虫にも大きな効果があります。 効果が一ヶ月程度持続するため毎月与えることで予防にもなります。
ベニカ×ファインスプレー
ベニカ×ファインスプレーはアブラムシやハダニのような虫に効果があるスプレータイプの薬剤です。即効性のある殺虫剤で目に見える範囲の虫に直接噴射させることができます。 他にもうどん粉病や灰色カビ病など病原菌の予防効果も期待できるので持っておきたい薬剤です。
ハイポネックス原液 殺虫剤入り
ハイポネックス原液は液肥と呼ばれる肥料に殺虫成分が含まれているタイプとなっています。肥料と薬剤を同時に与えることができるため定期的に与えることで成長と防虫を促すことができます。水で250倍に薄めて株元に与えるだけで良いので管理が非常にラクです。
観葉植物に薬剤を使わず虫をつけない方法3選
そもそも虫が発生しないような環境を作ることはできるのでしょうか? 答えは絶対に発生させないことは不可能です。 しかし限りなく虫を発生させないように工夫することはできます。詳しく説明します。
虫が住みにくい土を選ぶ
土に発生する虫は、基本的にじめじめした湿った環境を好みます。観葉植物を育てる時に水やりは必要不可欠なのでどうしても虫がつくような環境を作ってしまうことになります。 腐葉土や堆肥入りの土は特に虫が発生しやすいので室内で観葉植物を育てる場合には使用しない方が良いでしょう。
【プロトリーフ】室内向け観葉・多肉の土
プロトリーフの室内向け観葉・多肉の土は土の粒が大きいので通気性に優れています。また堆肥を使用していないため虫がつきにくくなっています。室内で育てることができる植物のほとんどがこの土で対応できるのでとても便利な土と言えるでしょう。
鉢受け皿の水を捨てる
水やりをした後は、必ず受け皿に溜まった水を捨てるようにしましょう。受け皿に水が残ったままになっていると土が湿った状態が長く続き虫が付きやすい環境になります。
また土にカビが生えたりすることもあるため特に梅雨時期には注意したいです。根腐れの可能性も出てくるため受け皿は常にきれいにしておくことをおすすめします。
風通しの良い環境で育てる
ジメジメした土の環境を作らないためには日当たりが良く、風通しの良い場所に植物を置くようにしましょう。空気の流れを良くすることで土の湿度を下げ虫のつきにくい環境にすることができます。日中家にいない場合はサーキュレーターを使って風を当てることも良いでしょう。
観葉植物を育てる上で予防と駆除は必須
観葉植物を育てる上で虫は必ず直面する問題です。しかし、そのほとんどは予防できるものであり発生したらすぐに駆除できるように準備していればそこまで気になるものではありません。
事前に準備しておいて楽しく観葉植物を育てるようにしましょう!
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