【ガジュマルがベタベタする?】原因は害虫!カイガラムシの駆除方法3選

ガジュマル 観葉植物

ガジュマルや観葉植物を育てていると葉がベタベタ(ベトベト)していることがあります。
この場合は、害虫であるカイガラムシが原因の可能性が高いです。
この記事ではカイガラムシの除去方法についてご紹介します。

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カイガラムシとは?

害虫とされているカイガラムシについて説明します。

種類

観葉植物を育てる際に疑われるカイガラムシはコナカイガラムシだと思われます。
成虫になっても10mm未満でぱっと見た感じは分かりません。
さらに葉の裏などに隠れているため見つけるのは困難です。

他にもガハニコナカイガラムシ、尾長コナカイガラムシ、ミカンコナカイガラムシなどが観葉植物に発生します。

カイガラムシの見た目は?

白い綿毛のような体で一見虫にも見えません。
この白い綿毛の中に隠れほとんど動くことなく樹液を吸い上げます。

しばらくすると茶色のような色に変色し固着します。
白、もしくは茶色の物体が付いていたらまずカイガラムシの可能性を考えましょう。

幼虫

白い非常に小さな体で、葉や茎に口バシを挿して樹液を吸います。
植物に寄生した後はほとんど動くことがありません。
幼虫の間は特に殺虫剤が効果的です。

成虫

成虫になると脚が退化して葉や茎に固着します。
固い殻やロウ物質で覆われるので比較的見つけやすくなります。
植物をよく観察して白い殻状のものが付着していたらカイガラムシの可能性が高いです。

発生時期

カイガラムシは、5月〜7月に活動を活発にし繁殖します。
室温の高い室内では年中通して発生する可能性があります。

カイガラムシが室内で発生する原因

衣服や鞄などの持ち物にカイガラムシの幼虫が付着し、気がつかないうちに家の中に持ち込んでしまうといったケースがあります。

また換気のために窓を開けた時に室内に侵入することもあります。
カイガラムシのように小さい虫は風に運ばれてくることもあるので完全に防ぐことは困難です。

水やりをするために観葉植物をベランダに出した際にカイガラムシが付くこともあります。

カイガラムシが与える被害

害虫であるカイガラムシを放置しておくとどうなるのか?
ここではカイガラムシが与える被害と影響について説明します。

葉や床がベタベタになる

床がベタベタする

カイガラムシを発見するきっかけでもあるベタベタした粘着物は排泄物です。
これは糖分を含んだ液体で放っておくとガジュマルの病気の原因になります。

洗い流すことでベトベトは解消されます。

近くの観葉植物にカイガラムシが移動する可能性がある

観葉植物を同じ部屋で近くにまとめて配置している方も多いと思いますが、カイガラムシが発生すると他の植物に移動する可能性があります。

カイガラムシが発生した可能性があった場合や、目視で確認したら少し距離を空けることも必要です。

植物を枯らす

カイガラムシは植物の樹液を吸うことで栄養を摂取します。
そのため植物が弱くなり葉を枯らせることがあります。
また病気を発生させることがあるため気をつけなければいけません。

病気

ここではカイガラムシが引き起こす病気についてご紹介します。

すす病

「すす病」とは枝葉が黒ずんでしまう病気です。
カイガラムシの排泄物や分泌液には、過剰な糖分が含まれているためすす病になることがあります。

こうやく病

「こうやく病」とはカビの一種です。
発病すると枝や幹の表面に赤褐色や灰色のカビが発生します。

最初は円状ですが、やがて全体に広がりどんどん増殖していきます。
最終的には枯れる原因に繋がるため要注意です。

すぐに枯れることはない

カイガラムシが付いているからと言ってすぐに枯れることはありません。
しかしカイガラムシは葉や茎から樹液を吸います。
そのため長期間放置していると枯れる原因に繋がります。
見つけたらなるべく早く駆除することをオススメします。

カイガラムシの駆除方法3選

カイガラムシを駆除するためには薬剤を含めた対処法方があります。ここでは駆除方法について説明します。

薬剤を使用する

最も手取り早い方法であり、特に幼虫に効果的です。
ここではおすすめの薬剤をご紹介します。

べニカXファインスプレー

べニカXファインスプレーは直接吹きかけるタイプの殺虫剤です。
カイガラムシがいる部分に直接噴射するといいでしょう。


カイガラムシの他にアブラムシやハダニ、コナジラミなどにも有効な殺虫剤です。

オルトランDX粒剤

オルトランDXは撒くタイプの粒剤です。
基本的には株元に巻いて水を与えます。
そうすると根がオルトランを吸い上げ、樹液を吸うタイプの害虫に効果を発揮します。


効果は約1ヶ月間続くので毎月与えると防虫効果もあります。

ハイポネックス原液 殺虫剤入り

こちらのハイポネックスは殺虫剤入りの液体肥料です。
250倍に薄めて植物に与えるようにします。

オルトランDX同様に根から薬の成分を吸収します。
効果が1ヶ月ほど続くので防虫効果があります。

そもそも虫がつきにくくする防虫効果は管理もラクになるので持っておきたい殺虫剤です。

カイガラムシを直接手で取る

不快であることを除けば有効な手段です。
カイガラムシの成虫は動き回らないので簡単に手で取ることができます。


枝に付いた時は歯ブラシを使ってこすり落とすのも有効です。
しかし柔らかい部分に歯ブラシが当たってしまうと傷がついてしまう可能性があるので注意しましょう。

牛乳をスプレーで吹きかける

身近なものを使って対処するのであれば牛乳が利用できます。
牛乳をカイガラムシに向かって吹きかけると膜ができるため窒息します。
アブラムシにも有効な手段です。

しかし牛乳の匂いがつく上にベトベトします。
ですので室内の植物には使わない方が良いです。

まとめ

この記事では、ガジュマルのベタベタする原因についての対処方をご紹介しました。
カイガラムシは植物を育てている上では避けられない虫です。

防虫と殺虫両面から考える必要があります。
早期発見できればそこまで厄介な虫でもないので早く対処して心地よい植物との暮らしを実現したいものです。

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