植物育成LEDライトとは室内で観葉植物を育てる際に使うもので、室内での育成環境が不十分な場合に役立つアイテムです。
この記事では、楽天市場で販売している比較的安価な棚に取り付けるタイプのライトの性能とその使い方についてご紹介します。
植物育成ライトとは?
室内などで植物を育てる際に使う太陽光に近い光を発するLEDライトです。アマテラスが有名だと思いますが他にも植物育成ライトはたくさんあります。
植物はもちろん光合成が必要になってきます。なんでも良いわけではなく、通常の電球や蛍光灯では、植物に必要な赤色と青色の波長を放射できないため、育成には不適切です。一方、植物育成ライトは、必要な波長を放射することができるため、室内でも植物の育成が可能になります。
植物育成ライトの選び方は?
植物育成ライトの価格帯は、数千円から数万円まで様々です。安価なものでも十分な機能を持つものがありますが、高価なものほど発光効率や波長の種類、照射面積などが高性能です。今回ご紹介するものはそんな中でもかなり低価格の育成ライトになります。
植物育成ライトの効果は?
植物育成ライトにより、植物の成長が促進されます。特に、冬季や日照不足の時期には、光合成が不十分になり、植物の成長が遅れることがあります。しかし、植物育成ライトを使用することで、十分な光合成が行われ、成長を促すことができます。
植物育成ライトの注意点は?
植物育成ライトを使用する際には、過剰な照射により植物がダメージを受けることがあります。また、使用する電力に注意し、発熱による火災などの危険にも注意が必要です。
しかし今回ご紹介する植物育成ライトはUSB給電の上発熱もほぼありません。非常に安全なライトと言って良いでしょう。
植物に光が足りないとどうなる?
植物は光合成を行うために光が必須になります。
それでは光が足りなければどうなるのでしょうか?
結論徒長(とちょう)します。
徒長とは植物の節と節が間延びをする状態のことを良い樹形が乱れることを言います。
せっかく育てている観葉植物なのできれいに生長させたいですよね。
徒長を防ぐために植物育成ライトは必要になってきます。
植物に必要な光を調査
ここでは観葉植物に必要な光の強さを照度計で調査してまとめました。
植物の種類によっても必要な光の強さが変わるので下記表を参考にしてください。
環境 | ルクス | 植物 | 影響 |
---|---|---|---|
真夏の日光 | 100,000〜 | – | ほとんどの植物は過剰日照で枯れる。 |
直射日光 | 50,000〜100,000 | – | ほとんどの植物は過剰日照で枯れる。 |
遮光した日光 | 30,000〜50,000 | アガベ、塊根植物 | 屋外管理の植物にとって良い環境。 |
屋外の曇天 | 5000〜30,000 | 多肉植物、ガジュマル | ほとんどの室内観葉植物は葉焼けを起こす環境。 |
明るい半日陰 | 1,000〜5,000 | ゴムの木、ビカクシダ | 室内観葉植物にとって良い環境。 |
半日陰 | 700〜2,000 | モンステラ、パキラ | 最低必要照度ライン。耐陰性のある植物には良い環境。 |
日陰 | 200〜700 | ポトス、フィロデンドロン | 最低必要照度1,000ルクスを下回る。 |
室内照明 | 100〜500 | – | 最低必要照度1,000ルクスを下回る。 |
植物が生長するために必要な最低照度は1,000ルクス
観葉植物には生長するために必要な最低限の光の量があります。
それを最低必要照度ラインと言い、その数値は1,000ルクスです。
窓際以外の室内で1,000ルクスを確保するのは困難
実はこの最低必要照度を確保するのは室内環境では難しくなります。
というのも一般的な室内の照明は500ルクスにも届きません。
現在この記事を書いている僕の部屋のルクスは約400弱です。
つまり一般的な室内では観葉植物の育成条件は厳しいものになります。
この結果から見てもわかる通り室内で観葉植物を育てるのに植物育成ライトは必須と言えます。
ここからは今回の記事の主役である植物育成ライトのご紹介をします。
この記事で紹介する植物育成LEDライト
この記事でご紹介する植物育成LEDライトは楽天市場で購入しました。期間限定ポイントが結構貯まっていたのでポイント消化のために購入しましたが結論大満足しています!
照度計で光の強さを測定
照度計を使用して実際に光の強さを測定してみました。
使ったのはこちらも楽天市場で手に入る照度計です。
育成ライトからの距離で測定
実際に置いている植物の高さ別で光の強さを測定しました。
棚を窓際に置いているのでカーテンを閉め切った、太陽の光が差し込まない状態で測定します。
ライトからの距離約30cm
こちらは胡蝶蘭の高さです。
植物育成ライトからの距離は約30cm。
光の強さは約2,000ルクスとなっています。
約1,000ルクスが植物が生長する最低限の光と言われているので最低限の光量を持っていると言えます。
胡蝶蘭は非常に耐陰性の強い植物でこの環境であれば十分に生長することができます。
ライトからの距離約15cm
こちらはネフロレピスの高さです。
植物育成ライトからの距離は約15cm。
光の強さは約3,000ルクスでした。
この高さになると光が強くなってきます。
これくらいの光に強さになると耐陰性の強い植物には十分です。
ライトからの距離約5cm
こちらはエスキナンサス。
ツールを使って高さを出しています。
植物育成ライトからの距離は約5cm。
光の強さは約5,000ルクス。
この光の強さは屋外の曇天程度の光量です。
ここまで距離が近いとしっかり光が強くなります。
カーテンを開けてライトを使用した場合の光の強さは?
それではカーテンから差し込む光+植物育成ライトの光の強さはどうでしょうか?
約30cmの高さで測定したところ約10,000ルクスを記録しました。
この強さになると室内観葉植物はほとんど順調に生長できる光を確保できているということになります。
機能について
今回ご紹介している植物育成LEDライトは安価ですが、非常に便利な機能が付いているのでご紹介します。
24時間タイマー付き
8時間、12時間、16時間と選べるタイマー機能があります。育成ライトはつけっぱなしよりはオンとオフしっかりメリハリをつけて育てるのが良いので夜は切るようにしましょう。めんどくさい人にタイマー機能がオススメです。
5段階調光機能
調光機能がありますが、正直一番強い光しか使いません。常にマックスにしておいた方がいいでしょう。
取り付けが簡単
棚に取り付ける方法は簡単で最初から両面テープが付いています。
そのため貼り付けるだけで完了です。
付け直すにせよ再度両面テープを貼り付けるだけで大丈夫です。
重さは150gと軽量なので何度でも場所を微調整できます。
使った感想
「安価で大満足」しています!
今回照度計で調べてみてはっきりしましたが、室内観葉植物を育てる上で最低必要元な光を確保してくれます。
葉焼けの心配がない!
このライトで葉焼けをした植物は今の所ゼロです。安心安全の植物育成ライトといえるのではないでしょうか。
インテリアとして雰囲気が出る
狙ったわけではなかったですが、部屋のあかりを消すとかなりムーディです。このような間接照明の感じで使っても意外と部屋全体は明るいです。
タイマー機能が便利
8時から24時まで照射するために16時間タイマーを利用しています。
24時から8時までは観葉植物たちをしっかり寝かせるようにしています。
おすすめは2個セット
僕は最初1個買ったんですが続けて2個目を追加で購入しました。せっかく棚があるので強めに光を当てるために買い足しました。
光の強さは?
目線よりしたにあるライトなので目には優しいと思います。
また耐陰性のある植物にはかなり有効です。写真の通りカラテアのようにそこまで強い光を必要としない植物には良い環境を作ることができており全く具合を悪くすることなく成長しました。
相性の良い観葉植物は?
前述しましたが、耐陰性のある植物には効果的で相性が良いです。ジュエルオーキッドのようなあまり光を必要としない植物にはちょうど良い光のように感じます。
まとめ
室内で観葉植物を育てるのであれば必要最小限の光を確保できる植物育成ライトです。
そのため塊根植物のような強い光を欲する植物には不向きです。
安価で設置も簡単、USB給電で電気代もあまりかからないので植物育成ライト初心者にもおすすめなアイテムと言えるのではないでしょうか?
ぜひお試しください。
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