これで枯らさない!長期不在で留守にする前の観葉植物の水やりの仕方

じょうろ 観葉植物
じょうろの写真

観葉植物を育てているときの問題のひとつに長期で旅行する際の管理法方があります。
特に水やりについては死活問題になります。
この記事では大切な観葉植物を旅行中どのように管理するのかについてご紹介させていただきます。

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基本的な水やり

観葉植物の基本は土が十分に乾いたら鉢底から水が出てくる程度にたっぷり水を与えることです。
表面だけではなく、鉢の中の土すべてに水が行き渡るくらいたっぷり与えましょう。

室内で水やりをしている人がいますが、理想はベランダや浴室で水やりをすることをおすすめします。
室内で水やりをすると部屋を汚さないように控えめに水やりをしてしまい十分な水の量が確保できていない場合があります。

部屋を汚す心配もないのでできるだけベランダや浴室で水やりをしてあげてください。

長期旅行の問題点

ここからが本題になりますが、長期旅行をする際に覚悟しておかないといけないことがあります。
それはある程度、株が傷んでしまうことです。

水やりができない

旅行中なので当たり前のことですが、水やりができません。
心配なのは水切れです。
最悪の場合は、枯れてしまうことがあります。

葉水ができない

葉水とは、観葉植物の葉に潤いを与えるために霧吹きで水を吹きかけることです。
葉の乾燥を防ぐだけでなく、害虫予防の効果もありますが、旅行中は葉水ができません。
これについては対処法がないので多少株が痛むことは覚悟しないといけません。

加湿器が使えない

観葉植物には管理に適した湿度があります。
一般的に50〜60%と言われています。

僕は基本的に50%前後の湿度を守るために加湿器を使用していますが、長期旅行の際は加湿器が使えなくなります。
湿度低下による葉の傷みや劣化は覚悟した上で旅行に行かなければいけません。

旅行前準備

ここからは具体的な旅行に行く前の準備をご紹介します。

水やり

水やりは前日にたっぷり与えるようにしましょう。
しかし前日に水を与えるにはまだ土が乾いていないこともあると思います。
つまり旅行に行く前2週間くらいは水やりのタイミングを調整するのが理想です。

これについては難しいですが、
いつもより1日くらい前に水を与える、
いつもより1日くらい後に水を与える、など極力旅行前に水やりができるようにタイミングを合わせるようにしましょう。

これができていれば1週間以内の旅行程度ではまったく問題ありません。

管理場所

管理場所は、カーテン越しの窓の近くが良いです。
しかし窓に近すぎることは避けた方が良いです。
夏には暑すぎるし、冬には寒すぎます。

レースのカーテンは必須

カーテン越しの観葉植物

直射日光は観葉植物にとって基本NGです。
葉焼けに繋がってしまいます。
ですので必ずレースのカーテン越しに管理するようにしましょう。

サーキュレーター

これについては個人的な意見ですが、サーキュレーターは切りましょう。
というのも、土の表面の乾きが早くなり、長期旅行の際は水切れになる恐れがあります。

サーキュレーターは観葉植物を育てる上で必須です。
僕も基本的に24時間体制でサーキュレーターを回していますが旅行中に限り消しています。

極論ですが、サーキュレーターはなくても株が枯れることはありません。
水切れを起こさせないことを優先しましょう。

植物育成ライト

植物育成ライト

植物育成ライトは必ずオフにしておきましょう。
タイマー機能がなく、旅行の間、植物育成ライトを照射し続けることは株に負担を与え、葉焼けを引き起こす原因になります。

一泊二日の旅行

基本的に対応は不要です。
今日家を出て、明日には帰ってくるような日程の旅行では観葉植物に影響があるということはほとんどありません。

1週間程度の旅行

1週間の旅行になると対策が必要になってきます。
特にエバーフレッシュのような水をよく吸い上げる観葉植物であれば水切れの可能性が高くなります。

簡単な方法で水切れを防ぐことができるのでその方法をご紹介します。

マルチングが効果的

マルチングとは、観葉植物の株元にウッドチップや化粧石、ココヤシファイバーを敷いたものになります。
土や根本を隠し、おしゃれにするだけでなく、寒い温度や虫が付くのを防いだりします。

僕はココヤシファイバーをよく使うのですが、水分の蒸発を防ぐ効果もあるので長期の旅行にもおすすめです。

プランターテーブル

プランターテーブルとは鉢の上にセットするだけのおしゃれなテーブルです。
インテリアの印象が強いですが、水の蒸発を防ぐ効果もあり、マルチングのような効果が生まれます。

その他、ペットのいるご家庭では、犬のいたずら防止にもなります。

2週間以上の旅行

湿らせたキッチンペーパー

2週間以上になると長期滞在になり、観葉植物としてはかなり過酷な状況となります。
この場合は、水やりができないために水切れにより枯れる可能性がグッと高くなります。

そんな時におすすめな方法が湿らせたキッチンペーパーを土の上に乗せる方法です。
ポイントはティッシュではなくキッチンペーパーにすることです。
これをすると、土の表面からの湿度を極力逃さない状況になるため、水枯れの可能性がかなり落ちます。

一種のマルチングのような方法になりますが、効果は抜群です!

まとめ

長期で旅行を行く場合は多少の傷みは覚悟しなければいけません。
その上で極力株を守るための対処法をご紹介しました。

基本的にはそこまでお金がかからない方法なのですぐに実行できるかと思います。
植物を大事に管理して、旅行もしっかり楽しんできてください!

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