ガジュマルの元気がない?葉が落ちる原因の対処法と処理の仕方

痛んだガジュマルの葉 観葉植物

ガジュマルはぷっくりとしたフォルムが特徴で枯れにくく、頑丈であるため育てやすい植物です。


この記事では、そんなガジュマルの葉が落ちて調子の悪い原因と対処方法についてご紹介したいと思います。

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ガジュマルとは?

ガジュマルは実はフィカス・ミクロカルバという名前の通りゴムの木の仲間になります。
比較的成長が遅いので室内でも育てやすく人気のある品種です。

多幸(たこう)の木

ガジュマルは株元がタコの足に見えることから多幸の木と呼ばれています。
ダジャレみたいなものですが、響きを大事にしている日本ぽくて良いですよね。
たくさんの幸せを与えてくれる木としてプレゼントされることも多いのがガジュマルです。

キジムナー

ガジュマルは沖縄から屋久島にかけて自生している樹木です。
沖縄では「キジムナー」と呼ばれており精霊の宿る木として知られています。

沖縄の人は地植えをしない?

ガジュマルには「キジムナー」以外にも別名があります。
「絞め殺しの木」という別名がありその強い幹や根が絡みつき周りにある木々を殺してしまうことからそう言われています。

僕の両親は沖永良部島という沖縄に近い島の出身ですが、「庭には植えてはならない。」と言われているそうです。
ガジュマルが家の土台や基礎部分に絡みつき家を破壊することからそのように伝えられているそうです。

ガジュマルの強い生命力を感じ取れるお話ですが、庭を持っている家庭では気をつけた方が良さそうですね。

花言葉

ガジュマルを含め観葉植物には花言葉があります。
ガジュマルの花言葉は「たくさんの幸せ」「健康」。

風水

精霊の宿る木であるガジュマルは風水において、良い運気を引き寄せてくれる最強の観葉植物と言われています。

ガジュマルは、陽の気が多く集まる空間に置くのが良いとされており、リビングや寝室に置くと良いと言われています。
その際に注意したいのが、ガジュマルは屋外で育てることができるほど日光が好きな植物なので窓際に置くのが最もおすすめです!

日光を確保しつつ元気な状態のガジュマルを育てると見ていて元気をもらえますし、運気も良くなるので良いことづくしです。
日光が確保できない場合は植物育成ライトを使うなどして光を確保するようにしましょう。

ガジュマルに似合う鉢は?

ガジュマル
ガジュマルには陶器の鉢がよく似合います

ガジュマルの深い茶色の幹、力強い緑色の葉はブルーの陶器鉢の相性が良いです。
緑と青のコントラストも良く、その彩りがお部屋の中をおしゃれに飾ってくれます。

ガジュマルの元気がない原因

ここからは、この記事の本題になります。
ガジュマルは、基本的に頑丈な種類の観葉植物になります。

そのため体調が良くなさそうな時にははっきりとした原因があると考えられます。
ひとつひとつ原因を考えながら対処していきましょう。

水のやりすぎ

水のやりすぎ、与えすぎはガジュマルに関わらず観葉植物を枯らしてしまう原因ナンバー1と言っても良いくらい多いです。

育て方の知識がないまま、可愛さあまりに水を与えすぎることで根腐れを起こしている可能性があります。

根腐れに関しては一度株を掘り起こし根が黒くなったり、ブヨブヨしたりしていないか確認した方が良いです。
根の状態が悪ければその部分を切り落とし改めて土に植えましょう。

水やりのタイミングが分からない人にサスティーというおすすめのアイテムがあります。
これは水やりの必要なタイミングで色が変化して教えてくれるので観葉植物を健康に管理することができます。

これを使っているとまず根腐れはないでしょう。
自信のない人はサスティーを使ってみてください。

水の与えなさすぎ

前述した水の与えすぎとは真逆の原因になりますが、水の不足もガジュマルにとって致命的です。
水切れを起こすと下葉から落ちてやがて全体の葉が茶色になり全体が枯れてきます。

一度枯れてしまった葉は元に戻らないので仕方ありませんが、根が生きていれば復活するので気がついたらすぐに水を与えるようにしましょう。

水を与える頻度の目安は?

水を与える目安があれば調子を崩すこともないので、おおまかな頻度で言えば週に1回の水やりで十分です。
しかし、住む地域や育てている環境、季節によって水やりの頻度は変わるので注意が必要です。


一般的に言われているのは土の表面が乾いてから3日以内です。
僕の場合は、土に人差し指を入れて湿っていなければ(指に土がついていなければ)水を与えるタイミングだと考えています。
その頻度がおおまかに1週間という感じです。

冬は休眠期に入りますので特に水は不要です。冬は大体2〜3週間に1回くらいの頻度で水を与えるようにしましょう。

温度管理

ガジュマルはマレーシアや沖縄のような暖かい地域に自生している植物です。
自生地から考えると高温多湿な環境で育っていることが考えられます。

そのためガジュマルは暖かい環境を基本的に好みます。
10度以下になると根の動きが遅くなり休眠期を迎えます。

0度を下回ると体調を崩し、最悪枯れる場合があるので室内に入れることをおすすめします。

日照不足

ガジュマルは室内だけでなく、屋外で育てることもできるくらい日光が好きです。
そのため日光不足になると体調を崩す恐れがあります。

日光不足になると徒長(とちょう)という間伸びした樹形になるので、その時点で日光不足という原因を特定できることが理想です。

極端な話、日光がなくても水の管理を徹底していれば枯れることはありませんが、急激に冷えたり、急に日当たりのいい場所に移動させたりすると株がびっくりして葉を落とすことがあります。
基本的には日当たりの良い場所で安定した管理をすることが望ましいです。

害虫

ガジュマルによく付く害虫で多いのはカイガラムシやアブラムシです。
葉や幹から樹液を吸い上げ株を弱らせるため普段から気をつけなければいけません。

僕は、害虫予防のために定期的に薬剤を使っています。
特におすすめなのは、ハイポネックスの薬剤入りの液体肥料です。
ガジュマルに栄養を与えながら害虫に対して有効な薬剤を与えます。

薬剤を株全体に巡らせることで樹液を吸った害虫を退治してくれます。
月に1回程度与えていれば年間通してほとんどの害虫がつかなくなるので非常に重宝するアイテムです。

根詰まり

ガジュマルを1〜2年程度育てていると鉢いっぱいに根が広がり生長することができなくなることがあります。
これを根詰まりといいます。

この状態になると下葉が枯れてくることがあります。
なるべく春から秋までの間の生育期に植え替えを行うことで問題を解消できます。

葉が黄色くなってきた

葉が黄色くなってきたからといってすぐに全体が枯れるわけではありません。
西日が差し込んだ時に葉が焼けた。
虫に葉を噛まれてしまった。
少し水やりを忘れていた、など原因は様々です。

一度黄色に変化した葉は、元の緑に戻ることはないので切ってしまっても問題ありません。
大事なのは、その後の対処です。

まずは葉の裏や幹をしっかり見て虫がついていないか確認しましょう。
僕の経験上カイガラムシがガジュマルにつくことは結構多いので、ガジュマルの周りにベタベタした液体が落ちていたらカイガラムシを疑いましょう。

これは手で取ることが最も早い対処法になりますが、前述したハイポネックス原液の殺虫剤入りでも対処できますので是非試してください。

元気がない時の対処法

これまで、ガジュマルの葉が落ちる原因をご紹介してきました。
ここからはガジュマルの元気がない時の対処法をご紹介します。

日陰で管理

ガジュマルが元気がない時には一旦強い光を避けましょう。
強い日光は弱った株をさらに弱めてしまう可能性があります。

屋外管理をしていた場合には室内に取り込み、カーテン越しの窓際で管理するようにしましょう。
もちろん新芽が展開しだして元気になってきたら日当たりの良い場所で管理するようにした方がいいです。

活力剤(メネデール)

活力剤は弱った観葉植物の根に有効な栄養を多く有しており元気を与えてくれます。
湿った状態は厳禁なので、土が乾いたタイミングで水に希釈して与えるようにしましょう。

メネデールのような活力剤は水やりのたびに希釈して与えることができるのでひとつ持っておくといいでしょう。

ガジュマルの基本的な育て方

これまではガジュマルが元気がないときの対処法をご紹介してきました。
ここからは基本的なガジュマルの育て方についてご紹介します。

また他の記事で紹介しているのですが、ガジュマルには丸坊主剪定という管理方法があります。
すべて葉を切り落とす方法ですが、別の記事でご紹介しているので気になる方はご覧ください。

生育期の育て方(4月〜10月)

ガジュマルは暖かくなり始める4月から生育期を迎えます。
ガジュマルの基本的な育て方を押さえておくと体調を崩すこともなくなりますので是非参考にしてください。

管理場所

ガジュマルは元は頑丈な品種で完全に外で自生していくことも可能です。
ですが、その場合は地植えをしている場合が多いので家で育てる場合には環境を整えてあげることが大事です。

屋外管理

強い株に育てるためには、20度を超える時期から75%遮光した状態のベランダで屋外管理することをおすすめします。
暖かくなるにつれて日差しも強くなりますが、徐々にガジュマルも屋外環境に慣れてきますので葉焼けすることもなく強い株に育ちます。

遮光ネットはダイソーの園芸コーナーに売っているので探してみてください。

屋内管理

室内の場合は、窓際で管理することで徒長を防ぐことができます。
強い光を好みますのでなるべく光はしっかり確保するようにしましょう。

水やり

水やりは土が乾いてからしっかり十分な量を与える。
これが鉄則です。

土の表面が乾いてから3日以内に与えるようにしましょう。

土選び

土は水捌けの良い通気性の良いものを選びましょう。
自分で土を配合することも可能ですが、初心者には少しハードルが高いと思います。

個人的な意見ですが、プロトリーフの室内向け観葉・多肉の土はおすすめです。
少し大きめの粗い土ですが、水捌けがよく、土の表面が乾いたら見た目でわかります。
また虫が湧きにくいこともおすすめポイントになります。

肥料

ガジュマルに肥料は基本的に不要です。
強くしっかり育てたい人は2週に1回程度水に希釈して与えましょう。

休眠期の育て方(11月〜3月)

休眠期には水やりの頻度を少なくするようにしましょう。
3週間に1回程度で十分です。

また気温が0度を下回る場合には枯死する可能性が高くなるので室内に取り込むようにしましょう。

購入する時の注意点

ガジュマルを購入する場合には株が元気かどうかを見極める必要があります。

購入する際には虫がついていないかどうかを確認しましょう。
幹や葉の裏までしっかり確認することをおすすめします。

また実際に触ってみてグラグラしているものは避けた方がいいでしょう。
根がしっかり安定しておらず購入直後に体調を崩す可能性があります。
また幹がシワシワになっている場合も注意が必要です。

元気な株は葉の色も濃く、幹もぷっくりどっしりとしています。
独特な樹形が特徴なので自分が気に入ったものを購入したいところですが、元気のなさそうな株は選ばないようにしてください。

まとめ

現在のガジュマル
窓際で管理しているガジュマル

この記事ではガジュマルの葉が落ちる原因とその対処法についてご紹介してきました。

基本的にガジュマルは頑丈な品種ですが、葉を落としている場合は必ず原因があります。
育てている環境を見直して元気なガジュマルを育てていきましょう。

こちらの記事が参考になれば幸いです。

また観葉植物が好きな人がこの記事を見てくれていると思います。
是非ご意見や感想などございましたらいつでもコメントをください!

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