特徴的な葉を持つビカクシダ(麋角羊歯)。
別名コウモリランとも呼ばれています。
最近では人気も出てきて比較的どの品種も手に入れやすくなっています。
育てやすいネザーランドやキャベツっぽい貯水葉が特徴的なリドレイ、希少なキッチャクードなどその独特なフォルムにはまってしまう人が多い観葉植物です。
今回はそんなビカクシダの板付けにオススメしたい通風パネルのご紹介です。
ビカクシダを板付けする理由
ビカクシダは鉢植えでも育てることができますが、基本的に木に着生するような植物なので本来の姿に近い形で育てることができます。
貯水葉で水を集め、胞子葉を広げ光を求めるその姿は美しさすら感じさせます。
インテリアグリーンとしても魅力的で板付けをして室内に飾るだけでオシャレさがグッと上がることでしょう。
板付けする場合の注意点
板付けをする場合には大きく分けて3つの注意点があります。
水苔管理を行う
板付けをする際は、水苔で管理するようにしましょう。
ビカクシダは、土で管理することもできますが、水苔で管理することが一般的です。
また水苔は土よりも軽量で、室内でハンギングする際にも壁を傷つけず容易に管理することができます。
吊るして管理する場所を確保する
ビカクシダを板付けで管理する際は、フックのようなものを用意して、引っ掛けて管理する必要があります。
賃貸の家では壁に穴を開けてフックを取り付けることは困難なので不向きですが、床と天井に対して使用する突っ張り棒があります。
僕は賃貸住まいなのでこと突っ張り棒で管理していますが、床や天井を傷つけることなくビカクシダを飾ることができるので非常に重宝しています。
光の当たる場所を確保する
ビカクシダは比較的耐陰性がありそこまで強い光を必要としませんが、全く光の当たらない場所では徒長(とちょう)という現象が起きます。
徒長とは、間伸びしたような外観になり弱々しい株になってしまう状態です。
これを防ぐためにはカーテン越しの太陽光を確保する必要があるので管理はおのずと窓際になってきます。
しかし、植物育成LEDライトを使用すれば窓際以外でも管理できるようになるので日光を確保できない場合は植物育成LEDライトを使用するようにしましょう。
この写真で紹介している環境づくりは下のブログで紹介しています↓
そもそも通風パネルってなに?
この記事の本題ですが、通風パネルとは何か?についてです。
通風パネルとは建築基礎に使われる床下の換気を促すためのものです。
本来はビカクシダに使うものではありません。
いつからかビカクシダを育てるのにちょうどいい、ということでSNSを通して情報が広がりました。
みんなはどうやって飾っている?
通風パネルを使用したビカクシダの管理方法はインスタグラムでよく見られます。
無骨な感じも雰囲気にピッタリだと思います。
比較的男性が通風パネルを使用してビカクシダを管理していることが多いように感じます。
通風パネルがオススメな3つの理由
通風パネルは、ホームセンターやAmazonで容易に手に入れることができます。
おすすめな理由としては大きく3つありますが、安さ、管理のしやすさ、丈夫、この3つが大きなポイントになります。
手頃な価格
通風パネルは、小さいサイズで1,000円未満。
大きいサイズでも1,500円しません。
木製の高いものだと数万円するような板付け用の板も販売されていますが、初心者にはハードルが高いのではないでしょうか?
初心者にも株分けで増やしたい人にも購入しやすい価格だと思います。
軽いためどこにも吊しやすい
小さいサイズは重さが220g、大きいサイズでも390gしかありません。
ビカクシダを板付けして室内にハンギングで吊るす場合の注意点としては重さを考えなくてはいけません。
ビカクシダを板付けする際は水苔で管理をしますが、水を与えるとかなりの重さになります。そのためあまり重たい板を選ぶと全体が重たくなり落下の危険性や壁を傷つけてしまう可能性もあります。
そのため軽さというのは非常に重要なポイントになります。
壊れにくい
通風パネルはポリプロピレンというプラスチックの一種です。
吸水せず強度が高いためちょっとやそっとでは壊れません。
水やりを繰り返すことで劣化するということがほとんどありません。
通風パネルの大きさは2種類
早速ですが、Amazonで購入できる通風パネルはこちらの2サイズです。
比率は同じで1:2となっています。
150×300mm
15センチ×30センチのサイズです。直径は11センチ未満の小型ビカクシダにオススメです。
200×400mm
20センチ×40センチのサイズです。こちらは直径17センチ未満の中型サイズのビカクシダにオススメです。
Amazonやホームセンターで購入できる
通風パネルはホームセンターで見かけることがあり比較的簡単に入手することができます。
近くにホームセンターがない場合は、Amazonでも購入できるので探してください。
ブログ管理者の通風パネルを使ったビカクシダをご紹介
僕は、通風パネルでビカクシダ・ビーチー(ベイチー)を管理しています。
管理場所
窓に近い場所で管理していますが、午前中しか日差しが当たらないため、アマテラスという植物育成LEDライトを使用しています。
アマテラスは非常に優秀で室内で屋外のような光量を実現してくれます。
10ワットタイプもありますが、必ず20ワットにしてください。
10ワットは光量がかなり落ちます。
針金を使って引っ掛ける
通風パネルにはフックに引っ掛けるものが必要です。
僕は針金を巻き付けて輪っかを作りそこに引っ掛けるようにしています。
水やり
基本的に週に1度洗面所に水を張りその中に沈めることで水やりをしています。
そうすることで害虫を窒息させることができるため虫も付きにくい環境になっています。
管理が簡単なことがやはりメリットでもう少し大きくなってきたら別の板に変えようかと考えています。
まとめ
今回はビカクシダの板付けにオススメなAmazonで購入できる通風パネルをご紹介させていただきました。
非常に安価でビジュアルも黒くシンプルなため室内で飾っていてもまさか建築用資材だと指摘されることもほとんどないでしょう。
それくらいビカクシダが特徴的でカッコいいのでインテリアとしてもオススメです!
是非お試しください。
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