最近大変手に入りやすくなったビカクシダ。
インテリアプランツとしてもトップクラスの人気を誇っています。
育て方や個体によって見た目が大きく変わってくるので、自分だけのビカクシダにするためにはなるべく良い環境で育ててあげる必要があります。
僕は現在ネザーランドとビーチー(ベイチー)の2種類を育てていますが、完全室内管理にしています。
今回はその育て方についてご紹介させていただきます。
ビカクシダとは?
ビカクシダは、2種類の葉を持つ独特な形をした観葉植物です。
僕が育てているネザーランドは特に初心者でも育てやすく、室内で手軽に栽培することができます。
貯水葉
貯水葉(ちょすいよう)とは読んで字のごとく、水を貯めることを目的とした葉です。
どちらかと言うと水分を好むタイプであるビカクシダは、雨があまり降らない過酷な環境下でも水分を貯めておけるように体を覆うような形をした葉を持つようになりました。
胞子葉
胞子葉(ほうしよう)は胞子を付ける葉です。
子孫を残すために胞子を付けるのですが、主に光合成を行うのは胞子葉であり生長に大事な役割をしています。
別名コウモリラン
ビカクシダは別名コウモリランと言われています。
コウモリが羽を伸ばしたような姿をしたことからそのような名前を付けられました。
どちらかと言えばコウモリランよりもビカクシダと呼んでいる人の方が多いと思います。
室内栽培環境の作り方
まずは僕が室内で育てている環境とアイテムをご紹介します。
ビカクシダは鉢植えでも育てることができますが、僕は着生している姿が好きなので板付けで育てています。
つまりビカクシダを引っ掛けるためのアイテムが必要になってきます。
draw a line(ドローアライン)
おしゃれつっぱり棒です!
黒を基調としたシックな雰囲気がインテリアに相性が良いです。
僕は観葉植物を置いている棚をイケアのインダストリアル系の棚にしているのでイメージの統一感を出しています。
フックでハンギング
ビカクシダはドローアラインのフックで掛けています。
メインの突っ張り棒に沿わせるように掛けるにはこのタイプが一番相性が良いです。
ドローアラインを購入するときの注意点
注意点としては天井の高さに注意してください。
ドローアラインの突っ張り棒は高さが決まっています。
取り付け寸法としては200〜275cmであり縦のつっぱり専用となっています。
くれぐれも高さが足りないのに購入することのないように気を付けてください。
ドローアラインが全部セットになっているものはないの?
いちいち部品を選ぶのがめんどくさい!という人もいると思います。
ドローアラインの一通りのセット販売をしているタイプもあります。
ぜひこちらもチェックしてください。
アマテラス植物育成LEDライト 20W
日本で最も有名な植物育成ライトと言ってもいいくらい有名です。
実際光量がかなりあるのでこれひとつで光の確保はバッチリです!
ちなみに種類は10Wと20Wの2種類がありますが、絶対に20Wがおすすめです!
あえて光量の弱い10Wを選ぶ必要はありません。
せっかく購入するのであれば20Wを購入しましょう!
約1.5mの距離から照射しています。
葉焼けは一度も起こしておらず冬でもすくすく健康に育ちました。
ちなみにビカクシダは冬でも緩やかに成長します。
特に室温を20℃前後をキープできれば結構育ちます。
常に変化を見せてくれるのがビカクシダが好きなポイントでもあります。
サーキュレーター
ビカクシダだけにあらず、観葉植物全般風は非常に重要になってきます。
特にビカクシダは水分は好みますが、蒸れには非常に弱いです。
そのためしっかり風を当てて、空気を循環させてあげることが大事です。
風を発生させることが大事なのでサーキュレーターはお手頃なもので使用しています。
加湿器
ビカクシダを含めた観葉植物には適切な湿度が必要です。室内の湿度は常に40〜60%にするようにしてください。
基本的な育て方
水やり
ビカクシダは、乾燥しすぎないように注意が必要です。水苔が乾いたらたっぷりと水を与え、水を切らさないようにしましょう。逆に水やりが多すぎると、根腐れの原因になることがあります。水苔が乾燥したら水やりを行い、常に状態を見ながら適度な頻度で水やりを行いましょう。今育てているネザーランドは冬は約2週間に1回、夏場は1週間に1回のペースで水を上げています。
肥料
ビカクシダは、春から秋にかけて月に1回程度、適量の液体肥料を与えると良いでしょう。
葉色が濃く強い株になります。
個人的におすすめなのは、殺虫剤入りのハイポネックス原液です。
これは、生長を促すと同時に殺虫効果も与えます。
カイガラムシなどの害虫が付くことが多いので定期的に与えると虫の寄り付かない強い株に育ってくれます。
肥料はいらない?
ビカクシダは基本的に肥料は必要ありません。
適切な頻度で水を与えていればちゃんと生長します。
それだけ強い植物と言えます。
ビカクシダはかなり大きく成長する植物です。
室内でハンギング管理するには大きくなりすぎると困ることもあります。
葉を広げすぎて水やりで移動させる時に葉がドアに当たって傷が付いてしまうことがあります。
また大きくなるとかなりの重量になるので壁にかけるのも難しくなってくることがあります。
普通に育てていてもかなり大きくなるので基本的に肥料は必要ありません。
しかし大きく強く育てたい場合は肥料をあげるようにしましょう。
まとめ
ビカクシダは、初心者でも簡単に育てられる観葉植物です。
室内で育てる場合、適切な環境作りや水やり、肥料の与え方を守ることが大切です。
ぜひ、ビカクシダの育て方を覚えて室内でも元気に育てていってください!
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